「ま のすけの環境時々刻々」


ま のすけの環境時々刻々

 

東洋医学(中医学)では、「気」「血」「水」の
滞りのない流れが個体としての「生命維持」に
必要と考えるのが基本です。

 

その考えは決して個体に限定されるものではなく、
同様に我々73億超の暮らす星、地球というスケールにも
当てはめられるとも考えます。

 

陽に照らされた海や森から水蒸気となって水は空へ上り、
やがて雨や雪となって地上・海上へと降り注ぎます。

 

その水は、海の中でも海流や深層海流として常に移動を重ね、
滞ることなく全体を循環していくことで、
今日も地球という生命体が「仕組み」として維持されているのです。

 

ところが、その「仕組み」のどこかでバランスを崩してしまえば、
人も地球も「病」に罹りますし、
そのまま快方への処置を取らずにいれば、
やがては生命そのものの維持が途切れてしまいます。

 

100年前の世界人口は20億人だったと推計されています。
さらにその 100年前の推計人口は10億人とされていますから、
この 100年の間の人口の伸びは、それまでの5倍以上という、
急激な増加率であったこととなります。

 

人が増えれば、当然その増加量に伴って
「食糧の生産」「エネルギーの消費」「居住地の開発」などが
必要になってきます。

 

それらの増加量が急激になればなるほど自然の破壊量も
増加していきますから、
いつしか快方へ向かうことのできる限界を越え、
地球としての部分死や全体死へと舵が切られて行くことになります。

 

現実に、大陸内部での砂漠化は広がり、南極など極地方の抱える
氷河の容積は大幅に減り、アジアや南米アマゾンの森林面積は
大きく減少しつつあります。

 

このコラムでは、次回以降、まずそれらを具体的に知ることに
主眼をおいて、やわらかく楽しい話題を提供しながら、

 

戦争などの人口抑制~削減策を取ることなく、
地球にとってどう向き合えばよいのかを考えるための
場所や時間にできたならと思います。

 

どうぞ、よろしくお願いいたします。

文責 T.ま のすけ


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